研究拠点について / About

拠点長挨拶

 東京大学スポーツ先端科学研究拠点は、スポーツ・健康科学に関連した分野横断的な研究を推進し、国内外 の大学・研究機関等との連携拠点の役割を果たすとともに、その学術成果を学生の教育や社会に還元することを目的として、平成28年5月19日に設置されました。スポーツ・健康科学を専門とする研究者が最も多い総合文化研究科が中心となって運営していますが、医学系研究科、工学系研究科をはじめとして、全学から15もの研究科や研究所が参加している全学組織です。

 本研究拠点設置の背景にはもちろん、2020年の東京オリンピック・パラリンピックがありますが、その目指すところはむしろその5年後、10年後にあります。日本の社会は、2007年の時点で65歳以上人口の割合が全人口の21%を超える「超高齢社会」となっています。さらに2025年には、65歳以上人口が33%以上、75歳以上人口が20%以上という、これまでに人類が経験していない「超・超高齢社会」が到来し、医療費の増加、要介護人口の増加、生産年齢人口の減少などの問題が一気に顕在化すると予想されています。こうした状況のもとで、どのようにして社会の活性を維持していくかは、難題ですが不可避の課題です。また、日本に限らず、高齢化が進む世界に共通の課題ともいえるでしょう。

 スポーツには、個人の健康を増進する効果に加え、オリンピックなどのイベントに象徴されるように、経済を活性化したり、社会を元気にしたりする効果もあります。これらの効能がいかんなく発揮されれば、スポーツは上記の課題を解決するための強力な手段となる可能性があります。そのためには、既成分野の垣根を越えた、領域横断型の研究が有用となるでしょう。例えば、トップスポーツ選手の身体機能に関する遺伝子分析などの研究は、スポーツ競技力の向上のみならず、一般人における生活習慣病予防や健康寿命の延伸にも役立つと私たちは考えています。

 このホームページでは、研究拠点に参加する15部局(研究科、研究センターなど)で現在行われている、スポーツや健康科学に関連した研究テーマを公開しています。ご覧の通り、きわめて先端的であり多様性に富んでいます。これらをどのようにして有機的に結合し、新たなアイデアや研究テーマを創出していくかが、研究拠点の役割といえます。期待に胸を弾ませると同時に、責任の重さを痛感しています。

運営委員

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委員長 石井直方 総合文化研究科 教授/拠点長
委員 小川桂一郎 総合文化研究科 研究科長
委員 内山融 総合文化研究科 教授
委員 宮園浩平 医学系研究科 研究科長
委員 芳賀信彦 医学系研究科 教授/副拠点長
委員 光石衛 工学系研究科 研究科長
委員 染谷隆夫  工学系研究科 教授/副拠点長
委員 丹下健 農学生命科学研究科 研究科長
委員 山本義春 教育学研究科 教授
委員 野崎大地 教育学研究科 教授/副拠点長
委員 楠原洋之 薬学系研究科 教授
委員 河野俊丈 数理科学研究科 教授
委員 飛原英治 新領域創成科学研究科 教授
委員 石川正俊 情報理工学系研究科 研究科長
委員 山中俊治 情報学環 教授
委員 田中廣壽 医科学研究所 教授
委員 竹内昌治 生産技術研究所 教授
委員 稲見昌彦 先端科学技術研究センター 教授
委員 中村宏 情報基盤センター センター長
委員 渡部俊也 政策ビジョン研究センター 教授