連携活動

UTSSIでは「幅広い人々のwell-beingの実現」を目指し、産官学および地域社会と以下の連携活動を実施しています。

身体情報ネットワーク(クボタ)寄付研究部門

身体情報ネットワーク寄付研究部門は(株)クボタの寄附により2024年度10月に設置されました。この研究部門の目的は、心身のコンディションがパフォーマンスに直結するアスリートを対象とし、これを最適化する最新システムを開発し、その成果を農業従事者をはじめとする多様な属性の人々に適用することで、広くwell-beingに貢献することにあります。

次の3つの研究の柱を設定し、研究開発目標の達成を目指しています。

  1. 最新鋭コンディショニングシステム開発研究
  2. 低酸素・高酸素環境トレーニングの効果検証、
  3. ①②を活用した合理的・科学的な身体能力向上方法の開発。

関連研究者

  • 工藤 和俊(大学院総合文化研究科 教授)
  • 中澤 公孝(大学院総合文化研究科 教授)
  • 佐々木 一茂(大学院総合文化研究科 准教授)
  • 西山 勇毅(空間情報科学研究センター 講師)
  • 女川 亮司(UTSSI 特任助教)

スポーツパフォーマンス科学(エイジェック)寄付研究部門

スポーツパフォーマンス科学(エイジェック)寄付研究部門は、最先端テクノロジーと神経科学を融合し、身体運動スキルと心身コンディションを最適化するシステムを開発することを目的としています。

スポーツ選手はパフォーマンスを最大化するという共通目標があります。この目標に近づくために、日々のトレーニングによる身体資源と運動スキルの向上および心身の状態最適化を目指しています。本研究はエイジェックのスポーツ科学施設をフィールドとしてプロから発育発達期の子供を対象に運動スキルと心身コンディションの計測評価、トレーニング方法について研究し、最終的にそれらを最適化するための新たなシステムを開発することを目的としています。

関連研究者

  • 中澤 公孝(大学院総合文化研究科 教授)
  • 野崎 大地(大学院教育学研究科 教授)
  • 金子 尚嗣(大学院総合文化研究科 助教)
  • 佐々木 陸(大学院総合文化研究科 助教)

Webサイト

スポーツパフォーマンス科学(エイジェック)寄付研究部門

スポーツの価値学(明治安田生命)寄付研究部門

スポーツの価値学(明治安田生命)寄付研究部門は、プロスポーツが持つ多様な価値を明らかにし、産業を成長させるために必要な要素とそれらの相互関係につい てビジネス学的アプローチ等を用いて研究し、最終的に学術的根拠に基づいた提言を構築することを目的に設置されました。プロスポーツ(チーム)の価値を学術的根拠を伴い算出するための合理的方法に関する検証を1つの課題とし、他に、中心市街地にスタジアムが新しく建設された地域における来場者及び行動の変化、国内スポーツ放映権市場・スポンサーセールス・入場料収入・グッズ販売の拡大に影響する要素の分析、相互作用の定量化、などに対して様々な研究アプローチを駆使して挑戦しています。

関連研究者

  • 小泉 秀樹 (まちづくり研究室 教授 )
  • 木村 正明 (先端科学技術研究センター 特任教授)
  • 井上 拓央 (工学系研究科都市工学専攻 特任助教)

Webサイト

スポーツの価値学(明治安田生命)寄付研究部門

東大とむつ市の共同事業

2019年4月より青森県むつ市の教育・スポーツ活動の活性化に向けた共同事業を始めました。むつ市にとっては、スポーツや教育の活性化を通じ若者の地元離れを食い止め地域を活性化させること、また、中学校の部活動を地域移行していく上での地域クラブ活動の発展に繋がること。東京大学にとっては研究成果を社会実装するための実証研究フィールドが得られること、がそれぞれにとって有意義との認識に至り実施しています。スポーツ活動では、初年度より地域の野球部の活動を桑田真澄特任研究員の教室を開催するなど活性化するとともに、2024年度からは中学生の部活動の地域クラブ活動移行に伴い、最新のスポーツ科学を活用し、陸上部をはじめとする部活動の競技力向上に尽力していく計画です。

関連研究者

  • 野崎 大地(大学院教育学研究科 教授)
  • 伊藤 尚司(UTSSI 特任研究員)

アクティブライフ共創コンソーシアム

アクティブライフコンソーシアム

学術・研究機関から創出される研究成果を地域で実証し社会実装していくために、ステークホルダーのつなぎ手となる共創・議論の場として、UTSSIと立命館大学スポーツ健康科学総合研究所が中心となって構築したコンソーシアムで、学術・研究機関、産業界、地域自治体・市民等の多様なステークホルダーが参加しています。このコンソーシアムでは、次の3つの目的に向けて、スポーツ×健康×まちづくりなど中長期的なプロジェクトを立ち上げ、地域課題の解決を通じた社会実装を実現していきます。

  • 身体的・精神的・社会的健康
  • 多様性と包摂性に優れ
  • 誰もが健康的な生活を送ることのできる社会の実現

関連研究者

  • 野崎 大地(大学院教育学研究科 教授)
  • 中澤 公孝(大学院総合文化研究科 教授)
  • 稲見 昌彦(先端科学技術研究センター 教授)
  • 佐々木 一茂(大学院総合文化研究科 准教授)
  • 鎌田 真光(大学院医学系研究科 講師)

Webサイト

アクティブライフ共創コンソーシアム