https://utssi.c.u-tokyo.ac.jp/wp-content/uploads/2025/04/FireShot-Capture-115-Conference-_Dimensions-of-Motor-Control_-Chair-of-Human-movement-_-www.hs_.mh_.tum_.de_.png6881180サイト編集者https://utssi.c.u-tokyo.ac.jp/wp-content/uploads/2025/01/logo03.pngサイト編集者2025-04-08 12:35:412025-04-08 12:42:59野崎機構長が独ミュンヘン「Dimensions of Motor Control 学会」で基調講演を行いました
【要申込】10/11 UTSSI共催 映画『歩く処方箋』上映会&トークショー
/カテゴリ: お知らせ, イベント東京大学スポーツ先端科学連携研究機構(UTSSI)が共催する「映画『歩く処方箋』上映会 & ウェルビーイング・トークショー」(一般社団法人アジアがんフォーラム主催)が2025年10月11日(土)に開催されます。
◆イベント概要
「歩くことは、生きること——。」
本イベントは、歩くことを通して人生を見つめ直すドキュメンタリー映画『歩く処方箋』の上映と、専門家によるトークセッションを通して、“歩くことの意味”を探ります。
上映作品『歩く処方箋』では、元国立がんセンター総長でありアジアがんフォーラム顧問の垣添忠生先生が、82歳にして東北沿岸1000キロの「みちのく潮風トレイル」を歩き切る姿を追い、歩みを通じて人と自然、そして自らと向き合う様子が描かれます。
トークセッションには、映画で主演を務められた垣添先生と、UTSSIメンバーで運動生理学を専門とする佐々木一茂准教授(東京大学大学院総合文化研究科)が登壇。日常生活における歩行がもたらす心身への効果や、その継続が健康維持にどのように貢献するのかを、先生方の経験やエピソードを交えて語ります。また、東京大学大学院で歩行理論を研究する田中貴恵さんが、美と健康を融合した「BEAUTY Walk」の魅力を紹介。日常に取り入れられる歩行のヒントもお届けします。
秋の午後、映画を観て、語らい、歩くことの魅力を見つめ直してみませんか。
ぜひふるってご参加ください。
◆開催情報
日 時:2025年10月11日(土)13:30〜17:00(13:00開場)
会 場:足立区竹の塚地域学習センター(東京都足立区竹の塚2−25−17)
定 員:300名(要申込)
参加費:無料
◆申込方法
こちらからお申込ください。事前申込制です。
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八田秀雄名誉教授が講演。UTSSI×むつ市連携事業記念講演会
/カテゴリ: お知らせ, イベント東京大学スポーツ先端科学連携研究機構(UTSSI)とむつ市の連携協定締結を記念し、2025年9月28日、東京大学名誉教授・八田秀雄先生による記念講演会「強い選手は知っている 乳酸のチカラを。~正しい知識があなたをさらに強くする~」を、プラザホテルむつ(むつ市)にて開催しました。
「乳酸」研究の第一人者として知られる八田先生の登壇とあって、会場にはむつ市民ら100名以上が来場。講演では、乳酸の基礎や生成メカニズム、競技パフォーマンス向上への生かし方をわかりやすく解説し、日々のトレーニング現場や市民の運動にもすぐ役立つ実践ポイントが数多く紹介されました。
八田先生は東京大学陸上運動部の監督・部長を務め、第101回箱根駅伝では復路9区の給水係として“給水おじさん”の愛称で注目を集めたことでも話題に。講演では当時の裏話から、東京2025世界陸上にまつわるエピソードまで幅広く紹介され、会場は大いに盛り上がりました。「今回は中高生の参加も多く、終了後に質問の列ができるほど、我々の研究に興味を持ってもらえたのが何よりうれしかったです」と八田先生は笑顔でコメントしました。
講演前後には津田理事・副学長、野崎機構長の挨拶もあり、終了後、野崎機構長は「講演会は100名以上の来場者にお越しいただき大成功でした。東大とむつ市の関係がより深まったと実感しています」と述べました。
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【東京大学×むつ市 連携協定締結】スポーツ科学で地域の活性化と健康づくりを推進
/カテゴリ: お知らせ2025年7月7日、東京大学スポーツ先端科学連携研究機構(UTSSI)と青森県むつ市は、スポーツを通じた地域活性化と健康づくり、次世代育成を目指して連携協定を締結しました。本協定により、双方の資源を活用した多面的な連携が始動。大学・自治体・地域が一体となった新たな取り組みが、今後むつ市を舞台に展開されていきます。
◆ 協定の目的
本協定では、大学の研究リソースを活用し、地域の健康づくりやスポーツ競技力向上、次世代育成に寄与することを目的としています。
◆ 主な連携実施内容(予定)
以下のような取組みを段階的に実施予定です。
1.データを活用したスポーツ競技力向上支援
・ローイング競技の技術向上に向けた科学的支援
・小中高生を対象としたランニング動作の計測・分析
2.データを活用した身体運動への関心向上
・市民向け歩行・走行動作計測・分析イベントの開催
3.スポーツを通じた人材交流
・むつ市中高生のUTSSI研究室訪問
・東大学生とむつ市中高生との交流
・スポーツデータ分析に関するワークショップの開催
4.スポーツ科学・身体運動科学への理解促進
・UTSSI研究者による定期講演会の開催
5.むつ市フィールドを活用した共同研究
・むつ市民を対象にした身体活動・睡眠習慣の調査と介入研究
・スポーツを核としたまちづくりの実践
◆今後の展望・期待されること
UTSSIが自治体と協定を結ぶのは発足以降初めてのこと。野崎機構長は「スポーツの競技力の向上はもちろんだが、データ活用の重要性が広く認識され、コーチや選手の主観に頼らない指導・練習法が根づいていく文化が醸成されることが、大切だと考えています」とコメント。
また、むつ市の山本市長は、「東京大学が持つ知見でデータを分析していただき、子どもたちのクラブ活動やアスリートの指導、一般市民、高齢者の健康へのアプローチができることを、今後の連携の中で実行されることを期待しています」と述べました。
本協定を通じて、UTSSIが有する最先端の知見がむつ市に活かされ、地域と大学が相互に学び合う関係が築かれていきます。スポーツを起点とした新たな地域価値の創出に向け、今後の展開が期待されます。
むつ市プレスリリース:むつ市と東京大学との連携協定について(外部リンク)
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【SPORTEC2025出展報告】UTSSIの取り組みを広く知ってもらう機会に
/カテゴリ: お知らせ, イベント来場者との交流を通じて研究活動を発信
2025年7月30日(水)〜8月1日(金)、東京ビッグサイトで開催された日本最大のスポーツ・健康産業の展示会「SPORTEC2025」(出展数:520社、来場者数:42,380名)に、東京大学スポーツ先端科学連携研究機構(UTSSI)が出展・セミナー開催を行いました。
本展示では、アクティブライフ共創コンソーシアム(東京大学、立命館大学、順天堂大学、滋賀医科大学、産業技術総合研究所、国立長寿医療研究センター)として共同ブースを構成。UTSSIはその中核として、研究成果の紹介と来場者との対話に力を注ぎました。
特に注目を集めたのが、野崎大地機構長が実際の研究で使用しているローイング動作計測機器の一般公開。専用エルゴメーターに乗って漕ぐと、動きがリアルタイムで画面に可視化され、動作の質に対するフィードバックも得られるという、アスリート支援の研究を体感できる展示となりました。
また、UTSSIの主要な研究プロジェクトや連携活動を紹介するポスター展示では、メンバーの研究者や大学院生がブースに立ち、来場者に直接研究内容を説明。活発な意見交換が行われたり、大学・自治体・企業が連携して進める取り組みの実例を紹介することができたり、多くの方に共創の可能性を伝える機会となりました。
満席御礼!関心集まるUTSSIセミナー
会期中にはUTSSIメンバーが登壇する4つのセミナーも開催され、室伏スポーツ庁長官が登壇するスポーツ庁創設 10 周年記念講演をはじめ、最新のゴルフ科学、アスリートのコンディショニングやメンタルサポートなど、内容も盛りだくさん。事前申込制の枠が満席となる反響があり、スポーツ・健康科学に対する社会の関心の高さがうかがえるものとなりました。
写真左:「ゴルフパフォーマンスに科学的計測を通して得られたデータをどのように活用するか」。写真右:「アスリートのメンタルヘルスとそのコンディショニング〜メンタル状態を如何にして可視化し、最適化していくか〜」
開催セミナー一覧
室伏広治(スポーツ庁 長官)
境田正樹(日本スポーツ政策推進機構 常務理事/UTSSI顧問)
井上透(世界ジュニア日本代表監督、東京大学ゴルフ部監督)
中澤公孝(東京大学大学院総合文化研究科 教授、UTSSI 前機構長) 他
久木留毅(JSCハイパフォーマンススポーツセンター センター長、国立スポーツ科学センター 所長)
平松竜司(東京大学大学院農学生命科学研究科、UTSSI 准教授) 他
伊坂忠夫(立命館大学スポーツ健康科学部 教授、スポーツ健康科学総合研究所 所長)
野崎大地(東京大学大学院教育学研究科 教授、UTSSI 機構長) 他
小塩靖崇(UTSSI 特任講師)
これからもUTSSIは、スポーツ・健康科学をテーマにより良い社会づくりに向けて、企業や自治体と一緒に、さまざまなチャレンジを続けていきます。
※セミナーの詳細はこちら
【7/30-8/1】日本最大のスポーツ展示会「SPORTEC2025」へ出展・セミナー開催!
/カテゴリ: お知らせ, イベント~スポーツと健康の明日をつくる、UTSSIの最前線を体感しよう~
東京大学スポーツ先端科学連携研究機構(UTSSI)は、2025年7月30日(水)8月1日(金)に東京ビッグサイトで開催される「SPORTEC 2025」に出展します。
今年は、立命館大学、順天堂大学、滋賀医科大学、産業技術総合研究所、国立長寿医療研究センターと共に、アクティブライフ共創コンソーシアムとして大型ブースを展開。最先端のスポーツ・健康科学研究を、見て・聞いて・体感できる絶好の機会です。
期間中は、UTSSIメンバーはじめ、著名な研究者が登壇する注目セミナーも多数開催。トップアスリートのパフォーマンス向上から、地域の健康づくりまで、最新の知見が一堂に会します。
研究者や企業関係者との出会いから、新たな連携やプロジェクトが生まれることを目指しています。ぜひご来場のうえ、UTSSIのブースとセミナーにお立ち寄りください。
【展示会情報】
【UTSSI主催 注目セミナー一覧】
◆7月30日(水)10:30–12:30|スポーツ庁創設10周年記念講演
◆7月31日(木)15:00–16:30|ゴルフパフォーマンスに科学的計測をどう活かすか
◆8月1日(金)10:30–12:00|「アクティブライフ」社会の実現に向けて
◆8月1日(金)15:00–16:30|ハイパフォーマンスからライフパフォーマンスへ
◆8月1日(金)16:15–16:45|アスリートのメンタルヘルスとコンディショニング
※セミナー詳細・参加申込:https://sports-st.com/seminar/
工藤副機構長が第98回五月祭 公開講座「運動パフォーマンス向上を科学する」で講演を行いました
/カテゴリ: お知らせ, イベント2025年5月25日(日)、UTSSI副機構長の工藤和俊教授が、第98回五月祭企画「公開講座『運動パフォーマンス向上を科学する』」にて講演を行いました。
当日は、「循環する知覚と行為」という観点から、運動パフォーマンスに関わる筋の脱力、協調、認知バイアスについて解説しました。さらに、京都工芸繊維大学特任助教であり、箱根駅伝2025では東大院生ランナーとして注目を集めた古川大晃先生が、陸上競技における他者知覚に関する自身の研究や陸上長距離種目のトレーニング方法を紹介しました。250名を超える学内外からの来場者が参加し、活発な質疑応答も行われるなど、盛況のうちに講座は終了しました。
工藤和俊教授が共著論文を発表しました
/カテゴリ: お知らせ工藤教授が、ボールを正確に投げようとする際の誤差修正方略に関する共著論文を発表しました。自己相関関数と状態遷移確率を用いて試行間の誤差修正方略を定量化し、パフォーマンス誤差の修正能力とパフォーマンス変動の関係を明らかにした研究です。
関連リンク
https://www.nature.com/articles/s41598-025-97146-5
野崎機構長が独ミュンヘン「Dimensions of Motor Control 学会」で基調講演を行いました
/カテゴリ: お知らせ2025 年3 月19 日(水)、機構長の野崎大地教授がドイツ・ミュンヘン工科大学で行わ
れたドイツスポーツ科学学会「Dimensions of Motor Control」で基調講演を行いまし
た。
本会議はドイツスポーツ科学学会(dvs)が隔年で行っている研究会で、今年は身体運動
の制御・学習がメインテーマとして掲げられ、ドイツ他18 の国から220 名の研究者が参
加しました。野崎機構長は基調講演者として会議に招待され、「Motor Learning:
Context dependency, Meta learning, and Redundancy」のタイトルで講演しました。
運動学習における記憶の形成や想起が文脈に依存すること、運動学習が運動パターンを学
習すると同時にどのように学習するかも学習するというメタ学習の機序を備えていること、
冗長性を持つ身体の制御・学習機序についての研究成果を紹介しました。200 名以上が収
容できる大ホールは満席となり、注目度の高い大盛況の講演となりました。
◆講演資料はこちら
「スポーツと東京大学」に野崎機構長が登壇しました
/カテゴリ: お知らせ, イベント「東京大学スポーツコンパス」制定にあたり、東京大学ならではの切り口で多様なスポーツの在り方を考える「スポーツと東京大学」を2024年10月19日、安田講堂で開催しました。
本イベントでは、室伏広治スポーツ庁長官をはじめ、UTSSI機構長 野崎大地教授(教育学研究科)や、UTSSIメンバーの鎌田真光講師(医学系研究科)が登壇。各講演では、東京大学スポーツの現状、東京大学とスポーツの歴史、身体を動かすことの重要性、学生生活と競技活動、データ分析の可能性など、多角的な視点からスポーツの意義や未来像が語られました。
室伏広治スポーツ庁長官は、「スポーツを通じたライフパフォーマンスの向上」をテーマに基調講演を行い、健全なスポーツ界の実現、障害者スポーツの環境整備、地域活性化や健康増進の取り組みを紹介。自身のハンマー投げ選手としての経験を基に、科学的トレーニングや感覚を磨く重要性、競技と学問の両立についても語りました。
UTSSI機構長の野崎大地教授は、スポーツにおける動作や生理学的データの計測・分析がスポーツへの理解をより深め、競技力の向上や指導方法の変革に繋がることについて、ゴルフ、野球、ボートなどの具体例を挙げながら紹介しました。
●講演資料:「データ計測・分析によって深化するスポーツの理解」
●関連リンク:野崎研究室
世界的に悪化が進む身体活動不足を問題提起した鎌田真光先生。「運動不足を世界からなくす」をテーマに最新の研究知見や、それを活用した自治体やプロスポーツとの協業・連携など、身体活動の促進に向けた様々な取り組みを紹介しました。
◆講演資料:「世界で進む運動不足―今、あなたと東大でできることは?―」
◆関連リンク:research map
関連リンク
「スポーツと東京大学」イベント実施報告 | 東京大学
中村仁彦名誉教授が日本学士院賞を受賞しました
/カテゴリ: お知らせ2025年3月12日、UTSSI「スポーツ損傷予防プロジェクト」の共同研究者でもある中村仁彦名誉教授が、「人型ロボットの運動の計算と制御に関する基礎研究」で日本学士院賞を授与されることが発表されました。
日本学士院における授賞制度は、明治43年に創設され、学術上特にすぐれた論文、著書その他の研究業績に対して授賞を行うものです。
◆研究題目
人型ロボットの運動の計算と制御に関する基礎研究
◆受賞理由◆
一つの物体はその3次元の位置と姿勢の6変数で表される自由度を持ちます。工場で部品をつかんで移動させる仕事で利用される基本的な工業用ロボットは必要不可欠なちょうど6個の自由度を持つように作られました。しかし、更に汎用的で器用な動きが求められるロボットはもっと多くの自由度(冗長自由度)を持っています。人型ロボットはその代表で、40を超える自由度を正確に目的に合わせて高速に連動させることが求められる大規模複雑システムです。中村仁彦氏は、そのような大きな冗長自由度を持つロボットの運動の制御とそれを可能にする高速計算の理論的な基盤を作り、人型ロボットの研究分野の深化に貢献しました。
さらに、これらの技術をもとに、より多くの自由度をもつ人間の全身運動の計算モデルを開発し、スポーツやリハビリ運動に際し全身の筋肉から発生する張力を推定することのできる画期的なバイオメカニクスの計算分野を開拓しました。※日本学士院HPより引用
関連リンク
人体の動きをより手軽に迅速に計測|中村仁彦|オリパラと東大。 | 東京大学
U
日本学士院賞授賞の決定について | 日本学士院