優れた動作の特徴抽出や生体力学的な分析を通して、
効率的なスキル獲得を実現

概要
野球、ラグビー、ローイングなどのスポーツ競技力向上を支援するための研究活動を行っています。ローイングを例に挙げると、ローイングエルゴメータに様々なセンサを取り付け、ハンドルやシートの動き、ハンドルやストレッチャー(足を乗せる部分)にかかる力などを精密に計測し、リアルタイムでフィードバックする計測システムを構築しています。マーカーレスモーションキャプチャ技術による動作分析を同時に行っても、1名あたり5分程度の短時間で多角的なデータの計測が可能となるため、結果的に大量のデータが収集できます。蓄積されたデータベースに機械学習などの手法を適用し、優れた動作の特徴抽出を行うとともに、生体力学的な分析を通して、その動作が何故優れているのかについての理論を導きます。最適な動作と計測結果を照合することで客観的に選手のスキルを評価し、トレーニング→スキル評価のサイクルを回すことで、効率的なスキル獲得を促します。



関連研究者
- 野崎大地(大学院教育学研究科 教授)