【東京大学×むつ市 連携協定締結】スポーツ科学で地域の活性化と健康づくりを推進
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2025年7月7日、東京大学スポーツ先端科学連携研究機構(UTSSI)と青森県むつ市は、スポーツを通じた地域活性化と健康づくり、次世代育成を目指して連携協定を締結しました。本協定により、双方の資源を活用した多面的な連携が始動。大学・自治体・地域が一体となった新たな取り組みが、今後むつ市を舞台に展開されていきます。
◆ 協定の目的
本協定では、大学の研究リソースを活用し、地域の健康づくりやスポーツ競技力向上、次世代育成に寄与することを目的としています。
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◆ 主な連携実施内容(予定)
以下のような取組みを段階的に実施予定です。
1.データを活用したスポーツ競技力向上支援
・ローイング競技の技術向上に向けた科学的支援
・小中高生を対象としたランニング動作の計測・分析

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2.データを活用した身体運動への関心向上
・市民向け歩行・走行動作計測・分析イベントの開催
3.スポーツを通じた人材交流
・むつ市中高生のUTSSI研究室訪問
・東大学生とむつ市中高生との交流
・スポーツデータ分析に関するワークショップの開催

4.スポーツ科学・身体運動科学への理解促進
・UTSSI研究者による定期講演会の開催
5.むつ市フィールドを活用した共同研究
・むつ市民を対象にした身体活動・睡眠習慣の調査と介入研究
・スポーツを核としたまちづくりの実践
◆今後の展望・期待されること
UTSSIが自治体と協定を結ぶのは発足以降初めてのこと。野崎機構長は「スポーツの競技力の向上はもちろんだが、データ活用の重要性が広く認識され、コーチや選手の主観に頼らない指導・練習法が根づいていく文化が醸成されることが、大切だと考えています」とコメント。
また、むつ市の山本市長は、「東京大学が持つ知見でデータを分析していただき、子どもたちのクラブ活動やアスリートの指導、一般市民、高齢者の健康へのアプローチができることを、今後の連携の中で実行されることを期待しています」と述べました。
本協定を通じて、UTSSIが有する最先端の知見がむつ市に活かされ、地域と大学が相互に学び合う関係が築かれていきます。スポーツを起点とした新たな地域価値の創出に向け、今後の展開が期待されます。


むつ市プレスリリース:むつ市と東京大学との連携協定について(外部リンク)
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