工藤和俊教授が共著論文を発表しました
工藤教授が、ボールを正確に投げようとする際の誤差修正方略に関する共著論文を発表しました。自己相関関数と状態遷移確率を用いて試行間の誤差修正方略を定量化し、パフォーマンス誤差の修正能力とパフォーマンス変動の関係を明らかにした研究です。
関連リンク
工藤教授が、ボールを正確に投げようとする際の誤差修正方略に関する共著論文を発表しました。自己相関関数と状態遷移確率を用いて試行間の誤差修正方略を定量化し、パフォーマンス誤差の修正能力とパフォーマンス変動の関係を明らかにした研究です。
関連リンク
2025 年3 月19 日(水)、機構長の野崎大地教授がドイツ・ミュンヘン工科大学で行わ
れたドイツスポーツ科学学会「Dimensions of Motor Control」で基調講演を行いまし
た。
本会議はドイツスポーツ科学学会(dvs)が隔年で行っている研究会で、今年は身体運動
の制御・学習がメインテーマとして掲げられ、ドイツ他18 の国から220 名の研究者が参
加しました。野崎機構長は基調講演者として会議に招待され、「Motor Learning:
Context dependency, Meta learning, and Redundancy」のタイトルで講演しました。
運動学習における記憶の形成や想起が文脈に依存すること、運動学習が運動パターンを学
習すると同時にどのように学習するかも学習するというメタ学習の機序を備えていること、
冗長性を持つ身体の制御・学習機序についての研究成果を紹介しました。200 名以上が収
容できる大ホールは満席となり、注目度の高い大盛況の講演となりました。
◆講演資料はこちら
「東京大学スポーツコンパス」制定にあたり、東京大学ならではの切り口で多様なスポーツの在り方を考える「スポーツと東京大学」を2024年10月19日、安田講堂で開催しました。
本イベントでは、室伏広治スポーツ庁長官をはじめ、UTSSI機構長 野崎大地教授(教育学研究科)や、UTSSIメンバーの鎌田真光講師(医学系研究科)が登壇。各講演では、東京大学スポーツの現状、東京大学とスポーツの歴史、身体を動かすことの重要性、学生生活と競技活動、データ分析の可能性など、多角的な視点からスポーツの意義や未来像が語られました。
室伏広治スポーツ庁長官は、「スポーツを通じたライフパフォーマンスの向上」をテーマに基調講演を行い、健全なスポーツ界の実現、障害者スポーツの環境整備、地域活性化や健康増進の取り組みを紹介。自身のハンマー投げ選手としての経験を基に、科学的トレーニングや感覚を磨く重要性、競技と学問の両立についても語りました。
UTSSI機構長の野崎大地教授は、スポーツにおける動作や生理学的データの計測・分析がスポーツへの理解をより深め、競技力の向上や指導方法の変革に繋がることについて、ゴルフ、野球、ボートなどの具体例を挙げながら紹介しました。
●講演資料:「データ計測・分析によって深化するスポーツの理解」
●関連リンク:野崎研究室
世界的に悪化が進む身体活動不足を問題提起した鎌田真光先生。「運動不足を世界からなくす」をテーマに最新の研究知見や、それを活用した自治体やプロスポーツとの協業・連携など、身体活動の促進に向けた様々な取り組みを紹介しました。
◆講演資料:「世界で進む運動不足―今、あなたと東大でできることは?―」
◆関連リンク:research map
2025年3月12日、UTSSI「スポーツ損傷予防プロジェクト」の共同研究者でもある中村仁彦名誉教授が、「人型ロボットの運動の計算と制御に関する基礎研究」で日本学士院賞を授与されることが発表されました。
日本学士院における授賞制度は、明治43年に創設され、学術上特にすぐれた論文、著書その他の研究業績に対して授賞を行うものです。
◆研究題目
人型ロボットの運動の計算と制御に関する基礎研究
◆受賞理由◆
一つの物体はその3次元の位置と姿勢の6変数で表される自由度を持ちます。工場で部品をつかんで移動させる仕事で利用される基本的な工業用ロボットは必要不可欠なちょうど6個の自由度を持つように作られました。しかし、更に汎用的で器用な動きが求められるロボットはもっと多くの自由度(冗長自由度)を持っています。人型ロボットはその代表で、40を超える自由度を正確に目的に合わせて高速に連動させることが求められる大規模複雑システムです。中村仁彦氏は、そのような大きな冗長自由度を持つロボットの運動の制御とそれを可能にする高速計算の理論的な基盤を作り、人型ロボットの研究分野の深化に貢献しました。
さらに、これらの技術をもとに、より多くの自由度をもつ人間の全身運動の計算モデルを開発し、スポーツやリハビリ運動に際し全身の筋肉から発生する張力を推定することのできる画期的なバイオメカニクスの計算分野を開拓しました。※日本学士院HPより引用
2025年2月12日(水)、長野市と東京大学スポーツ先端科学連携研究機構(UTSSI)、東京大学生産技術研究所、科学自然都市協創連合、東京大学社会連携本部、東京大学生産技術研究所ダイニングラボの共催イベント「Feel Nagano Night!」を、駒場リサーチキャンパスにあるダイニングラボ/食堂コマニで開催しました。
「スポーツ・まちづくり」をメインテーマに、冬季オリンピック開催都市長野市の市長であり、金メダリストでもある荻原健司市長と、UTSSIメンバーで本学まちづくり研究室の小泉秀樹教授など3名の本学教員が講演を行いました。
その後の交流会では、長野市で生産されたさまざまな食材の紹介や、それらを使用したレシピの試食会が行われ、学内外の来場者が長野の食文化を堪能。盛況のうちにイベントを終えました。
UTSSIの下に設置された身体性情報ネットワーク(クボタ)寄付研究部門のホームページを公開しました。
今後、随時研究活動などの情報を更新する予定です。
サイトはこちら
脳性麻痺や四肢欠損など、様々な障がいのある子どもとそのご家族やお友達を対象に、ブレイクダンスの教室を開催します。障がいを持っている子ども達も参加いただけます。障がいの有無を問わず、自分の個性をダンスで表現していくプログラムです。
テーマは「自分にあったダンスで身体を動かそう!」。
長年にわたって障がい者のダンス教室を展開している日本アダプテッドブレイキン協会のインストラクターが中心になって、経験豊富な専門家たちと医療系の学生たちがサポートをしていきます。東京パラリンピックのオープニングでパフォーマンスをした車椅子のダンサー・神原さんも参加の予定です。
2025年2月15 日(土)、3月16日(日)13時30分~15時(受付:13時~)
板橋区立小豆沢体育館 第2武道場(2階)
脳性麻痺や四肢欠損など様々な障がいのある子どもとそのご家族・お友達
※対象年齢は5~20才
※車椅子の方も参加可(電動車椅子は事前にご連絡ください)
※お友達は1名まで参加可(障がいのないお友達もOK)
※イベント中に撮影した写真や動画の使用を承諾いただける方
1名につき1,000円
※当日受付にてお支払いをお願いいたします。(現金対応のみ)
https://forms.gle/ttFJtuzcF6h1ST936
上記のフォームよりお申込みください(各回、先着20名様)。
主催:東京ドームスポーツ
主管:UTSSI(東京大学スポーツ先端科学連携研究機構)
協力:ハビリスジャパン、公益社団法人日本理学療法士協会
後援:一般社団法人日本作業療法士協会
午前中に開催される指導者等を対象としたパラスポーツセミナーの参加者が本イベントを見学する予定ですので、ご了承の上ご参加ください。