「スポーツと東京大学」に野崎機構長が登壇しました

「東京大学スポーツコンパス」制定にあたり、東京大学ならではの切り口で多様なスポーツの在り方を考える「スポーツと東京大学」を2024年10月19日、安田講堂で開催しました。
本イベントでは、室伏広治スポーツ庁長官をはじめ、UTSSI機構長 野崎大地教授(教育学研究科)や、UTSSIメンバーの鎌田真光講師(医学系研究科)が登壇。各講演では、東京大学スポーツの現状、東京大学とスポーツの歴史、身体を動かすことの重要性、学生生活と競技活動、データ分析の可能性など、多角的な視点からスポーツの意義や未来像が語られました。

室伏広治スポーツ庁長官は、「スポーツを通じたライフパフォーマンスの向上」をテーマに基調講演を行い、健全なスポーツ界の実現、障害者スポーツの環境整備、地域活性化や健康増進の取り組みを紹介。自身のハンマー投げ選手としての経験を基に、科学的トレーニングや感覚を磨く重要性、競技と学問の両立についても語りました。

UTSSI機構長の野崎大地教授は、スポーツにおける動作や生理学的データの計測・分析がスポーツへの理解をより深め、競技力の向上や指導方法の変革に繋がることについて、ゴルフ、野球、ボートなどの具体例を挙げながら紹介しました。
●講演資料:「データ計測・分析によって深化するスポーツの理解」
●関連リンク:野崎研究室

世界的に悪化が進む身体活動不足を問題提起した鎌田真光先生。「運動不足を世界からなくす」をテーマに最新の研究知見や、それを活用した自治体やプロスポーツとの協業・連携など、身体活動の促進に向けた様々な取り組みを紹介しました。
◆講演資料:「世界で進む運動不足―今、あなたと東大でできることは?―」
◆関連リンク:research map
